故人への想いから作られた納骨ペンダント

納骨ペンダントとは、納骨を終えた後も手元供養を行える品として、知られているペンダントのことです。
その名の通り、遺骨を納めるペンダントで、いつでも身に着けていることができます。

基本的に、納骨ペンダントのほとんどは天然素材が使用されています。
ただ、近年では時代を反映して、天然素材と見た目が似ているようなプラスチック素材も増えてきました。
人によっては、人の手により作られた素朴な納骨ペンダントが良いという人もいれば、簡単に自分らしいデザインに加工できる、プラスチック素材の納骨ペンダントが良いという人もいるのです。

また、納骨ペンダントというと辛気臭いイメージもありますが、大事な人のことを思って生きていけるアイテムとして、徐々に人気をあげている装飾品の1つであったりします。
納骨で使用される品でもあるので、人によってはなにか気味悪いアイテムのような感じがする・・・、という人も確かにいます。
ですが、昔に比べると辛気臭さ、もしくは気味悪さはかなり薄れているアイテムとなりました。
というのも、近年ではデザイン性を重んじているので、黒や灰を貴重とした納骨ペンダントが減っているからです。

代わりに、赤色、桃色の納骨ペンダントが増えてきました。
中には、金箔のようなカラーリングを細かく表現するための加工もされており、価格についてもかなり広がりを見せている状況です。

それと、納骨ペンダントはずいぶんとコンパクトになりました。
過去に販売されていた納骨ペンダントは、コンパクトではないペンダントだったので、チェーンが擦れる音なども発生し、かなり不格好なペンダントが多かったと評価されています。

ですが、今ではチェーンについても薄く丈夫な糸に置き換わり、しかもペンダントは丸みを帯びているので、過去に販売されていたペンダントと比較し、皮膚などを傷めない素材が使用されている、人に優しいペンダントになったのです。

納骨ペンダントの価値など

納骨ペンダントの正確な価値ですが、使われている素材によって変化します。

例えば、天然素材の納骨ペンダントであれば、相場は9000円前後となっておりますので、一般的な納骨ペンダントよりも価値が高いのです。
プラスチック素材の納骨ペンダントでは、相場が5000円前後となっておりますので、もし、金銭的に負担の小さいペンダントが欲しいという場合は、プラスチック素材のほうを購入されると良いでしょう。

ただ、納骨ペンダントの中には年齢を意識したものも増えています。
先ほどの天然素材の納骨ペンダントについても、10代の女性でも使用できるようなカラフルなものも存在するのです。
逆に、高齢者から喜ばれる天然素材をふんだんに使用している、そんな納骨ペンダントも販売されているので、購入時は自分に合ったペンダントかしっかりと確認したほうが賢明でしょう。

火葬の際に持ち込める「納骨ペンダント」とは?