悔いのない葬儀を行うために

満足度の高い葬儀のほとんどは家族葬とされています。
今では、テレビCMでもお馴染みの家族葬となっていますが、家族葬がこれほどの満足を得ているのには理由があるのです。
家族葬が人気の理由その1ですが、家族関係をあらためて再認識できるため・・・という理由が多いです。

家族関係というと、家族であれば誰であっても深めあえるもの・・・と思ってしまいますが、近年では、それほど親しい関係を築き上げている家族が減っています。
冷めた関係が影響しているのではなく、昔に比べると、家族同士のコミュニケーション、親族を踏まえたコミュニケーションが減っているので、家族という感覚が薄れている時代なのです。

しかし、家族葬は家族、親族、故人と親しかった人物を招くので、故人がどのような人物であったのかがわかり、家族というものの素晴らしさ、もしくは、これから先を踏まえて人間関係を良好にしておこうという気持ちが強まります。

一般的な葬儀では、葬儀イコール催し物というイメージが定着しているため、食事などを終えた際に、そのまま帰ってしまう人もいますが、家族葬では最後までお互いの関係を深めるため、会話などを楽しめるという魅力もあります。

家族葬が人気の理由その2ですが、家族葬は一般的な葬儀と比較して、あまりお金がかからないという魅力があります。
家族葬は、葬儀の会場、会食の用意がメインイベントになるため、実を言うと、これ以外に大きなお金が発生しない仕組みになっているのです。

しかも、参加されている人の多くは私服の着用が許可され、マイカーで移動しても良いので、服装、移動にかかる費用を捻出しないで良くなります。
一般的な葬儀は安くて100万円前後が相場となっており、家族葬は30万円前後というケースが多いのです。
このような背景も存在するため、満足度の高い葬儀は家族葬というデータが多く存在します。

満足度が高くない葬儀

満足度が高くない葬儀ですが、一般的な葬儀ではなく、俗に直葬と言われている葬儀が該当します。

直葬、及び火葬式というデータが多く存在し、その理由として無味乾燥として葬儀のため、参列することに意味があるのか・・・と、考えさせられる人が多いために不人気とされているのです。
それと、直葬、火葬式の場合は、家族関係が良くない場合に行われる葬儀としても有名です。
真面目に葬儀を行いたくない理由が存在していたり、場合によっては宗教との対立もあり、火葬式以外はお断りというケースが存在するのです。

そのため、参列されている人も嫌な緊張感のもとで、葬儀に参列し続ける格好となり、その影響もあって、直葬、火葬式は満足度が高くない葬儀と扱われる傾向にあります。