神式葬儀の流れについて知っておこう

神式葬儀で葬儀を行なう際に知っておきたいのが流れです。
全体的な流れを把握しておかないと当日何をすれば良いのか分からなくなってしまい、慌ててしまう場合もあります。
流れを把握しておくことで準備ができるので、スムーズに対応することができます。

ここでは神式葬儀の流れについてご紹介します。
今後神式葬儀に参加する機会があるという方はぜひ参考にしてみてほしいと思います。
きっと役立つこと間違いなしです。

神式葬儀の流れを解説

神式葬儀の流れは、まずは通夜祭りが行なわれます。
仏式では通夜が神社で行なわれますが、神式葬儀では神社では行なわれません。
それは神式葬儀の死への認識の違いがあります。

神道では、死をけがれているものとして扱います。
そのため、神社では行なわないことになっているのです。
代わりに自宅や斎場で行なうのが一般的となっているので間違わないようにしましょう。
あまりこれまで仏式や神式を意識したことがなかった方はこうしたことをご存じない方もいるため、まずはこのポイントをしっかりと押さえておくことをおすすめします。

通夜祭に参加する参列者の方は、式の前に行なうべきことがあります。
それが手水の儀です。
とても大切な儀式で、手を洗い、口をすすぐようにします。
この意味は、身を清めるためのものです。

通夜は亡くなった方を見送るための儀式です。
身を清めて参加することが必要になるため、この手水の儀が必要になるのです。

こうして通夜祭が開始されると、斎主という方が祭詞奏上という儀式が行われます。
そして、仏式では焼香が行なわれますが、その代わりに神式葬儀では玉串奉奠という儀式が行われます。

玉串奉奠は焼香に当たる儀式なので順番があります。
まずは斎主が行ないます。
そしてその次に行なうのが喪主です。
さらに遺族の方が行ない、親族の方が続きます。
最期に参列者の方が行い、全ての方が終了するという流れになります。

その後遷霊祭というものがおこなれます。
仏式では位牌を使いますが、神式葬儀では霊璽というものに移します。
これで故人は一家の守護神となり、いつも守ってくれる存在になるのです。
こうして直会が設けられて、通夜祭が終了となります。

神式葬儀のマナーもしっかり身につけておこう

以上神式葬儀の流れについてご紹介しました。
神式葬儀は仏式と異なる点が数多くあります。
それぞれの違いについてしっかりと把握しておかないと戸惑うことも多いので、ぜひ理解しておくことをおすすめします。

また、神式葬儀はマナーもとても大切になります。
マナーを守って行なわないと失礼になることもあるため、必ずマナーも事前にチェックして向かうことをおすすめします。

神式葬儀の流れ