個人葬とは別物の社葬

社葬は個人葬とは違って「会社」として行う要素が多いので、その点を踏まえて進める必要があるでしょう。
個人葬の場合、まずは社葬のように、そもそも大規模な葬儀にはなりません。
例えば、個人葬の場合は会場が斎場になりやすいです。
多くの人が集まる葬儀ではないので、個人葬であればこのような規模の葬儀でも問題はありません。

しかし、社葬の場合は葬儀会館、もしくはホテルで葬儀を行うケースが多く、斎場で葬儀を行うケースは少ないと判断したほうが良いでしょう。
社葬の場合、急な来客も含めて葬儀に参列する人が増えやすい傾向にあり、また、収容人数だけでなく、威厳のある葬儀を意識する傾向にあるからです。

斎場では、細かい装飾などを行う、もしくは大きな看板を出して葬儀をPRするのが難しく、また駐車場スペースがほとんどないケースまで存在します。
なので、費用面だけを考えて、安易に社葬を斎場で行うのは良くないでしょう。

社葬の補足となりますが、個人葬との大きな違いは、企業の創業者、もしくは重役といった重要な役職に就かれている人がお亡くなりになった場合は、社葬を行うのが当然になっていることです。

というのも、社葬に参列する人の多くは会社との関係が深かった取引先、そして社員で構成されることが多いからです。
また、有名な企業の重役以上がお亡くなりになられた場合、テレビ局が来てしまうこともありますので、十分な駐車場スペースがないと混雑してしまう危険性も発生します。

それと、社葬、個人葬の共通点として、葬儀を取り仕切るのは遺族であるケースが多いです。
近年では、社葬を少しでも良いものにするために、司会進行役などを業者が受け持つケースも増えてきました。
また、社葬、個人葬ともに葬儀の時間はほぼ同じです。
社葬の場合、最初の挨拶が長くなるケース以外では、それほど個人葬と葬儀の時間が変わりません。

社葬の豆知識

社葬について、以下の知識も知っておくとイザというときに困らないでしょう。
まず、社葬を行うメリットですが、それは故人に対する餞(はなむけ)という形で行っていることが多いです。
そのため、重役以上がお亡くなりになられたケース以外では、功労者と扱われている社員であっても、社葬が行われるケースも存在するのです。
このような行為により会社の一体感だけでなく、個人同士の信頼感が増すという狙いもあり、わざわざ社葬を行う会社が今では増えてきているのです。

社葬の香典についてですが、香典返しの面倒もあり、近年では、社葬の香典は不要というケースが目立っています。
また、社葬で得た香典に関しては、課税対象である雑収入という扱いを受けるので注意してください。

社葬に関する基礎知識