位牌処分の方法には種類がある

位牌を処分することもあると思いますが、位牌処分の方法には種類があります。
それぞれの種類で処分の仕方が異なるため、自分に合う方法で処分することが大切です。

処分の仕方には「お焚き上げ」と「永代供養」という2つの方法があります。
これらどちらで位牌処分を行うかを決めましょう。

また、位牌を処分するときには、必ず自分だけで判断するのではなく、家族や親族と相談することが大切です。
自分だけで位牌の処分を進めてしまうと、処分を終えた後で家族や親族と揉め事になってしまうことがあります。
そのため前もってしっかりと相談して、きちんと全員が納得・理解した上で位牌を処分しましょう。

お焚き上げの方法を紹介

位牌の処分方法のひとつであるお焚き上げをする場合、「魂抜き」というものを行います。
位牌には故人の魂が宿っていると考えられるため、まずは位牌から魂を抜く必要があるのです。

ちなみに故人の魂は、住職の方によって意識的に位牌へ込められています。
四十九日の際に住職の方は「魂入れ」を行ってくれて、位牌に魂を込めてくれるのです。
お焚き上げでは、ここから魂を抜く作業を行います。

お焚き上げをすることにより、魂が宿っている位牌が浄化され、魂は天界に上っていきます。
そして位牌はこれまで魂が困っていたものから、単なる物になります。
こうして魂抜きを行った位牌は、そのまま処分しても構いませんし、住職の方が処分を引き受けてくれることもあります。

お焚き上げのときには、故人に対する気持ちをしっかりともちながら行うことが大切です。
感謝の気持ちをもち、故人に敬意を払いながら魂抜きを行いましょう。

永代供養をするのもおすすめ

もうひとつの位牌処分の方法として、「永代供養」という方法があります。
これは自分や家族でのお焚き上げが難しい場合に、お寺の住職の方へ位牌処分を依頼する方法です。
永代供養ならお寺にお願いすれば自分たちで時間や労力をかける必要がなく、安心して位牌を処分することができます。

永代供養の方法はまず、処分を行ってくれるお寺を決める必要があります。
これまでお世話になってきたお寺がある場合、まずはそのお寺の住職の方へ相談すると良いでしょう。
もしくは永代供養を行っている業者をインターネットで検索することができるため、信頼できそうな業者へ相談します。
すると住職や業者の方が対応してくれるため、あとはその話に沿って位牌処分を行います。

位牌の処分は、以上のような2つの方法で行うことができます。
どちらもきちんと位牌を処分できる方法のため、どちらが良いかは家族や親族でしっかり相談することをおすすめします。
故人の位牌は大切なので、しっかりと供養を行ってから処分しましょう。

位牌を処分する方法