予想以上にかかることが多い葬儀費用

葬儀保険とは、葬儀で発生する費用を保険会社が負担してくれる保険のことです。
また、保険に加入する際は生命保険と同じで、生活に支障がない人、もしくは重い病気にかかっていない人であれば、葬儀保険に加入することが可能となっています。

ただ、葬儀保険の注意点として、80歳を超えてしまうと途端に加入が難しくなってしまいます。
生命保険との大きな違いは、葬儀保険は葬儀に収束する形の保険なので、長く保険を利用してくれる状況が好ましいところです。

生命保険の場合は、健康な人が加入すると好ましいため、長年利用してくれる前提で販売されている葬儀保険は、生命保険と似ているようで別物だと思ったほうが良いでしょう。
また、長く利用されたとしても保険料が上がるわけでも、また、支払われる保険金が増えるわけでもありません。
ほとんどの葬儀保険の会社で、そのような体制が敷かれているので、後になって保険金が少ない・・・と勘違いしないよう注意してください。

生命保険であれば、長期間において問題もなく利用されていると、これからも継続して利用していただける相手ということで、保険料の引き下げ、さらに便利な保険プランの紹介が行われることも少なくありません。
ですが、葬儀保険はシンプルです。
葬儀保険の場合は、葬儀に関する費用と保険金のみが大まかに定まっているので、生命保険のように特約(オプション)のようなものが存在しないのです。

なので、葬儀において後になって葬儀費用がかかり過ぎたというケースでは、十二分な保険金を受け取れないケースもあります。
このようなケースは、親族による葬儀に対する意見により、当初の予定と大きく違った葬儀を行う場合に見られます。
それほど万能な保険ではありませんので、葬儀保険に加入する際は、そのことを理解してから入るようにしましょう。

ただ、現在でも葬儀費用の平均は180万円前後という状況です。
なので、業者に依頼する形で大規模な葬儀を行うという人は、葬儀保険に入っておいたほうが良いでしょう。

葬儀保険が必要な人、不要な人

葬儀保険が必要な人ですが、葬儀が重なりそう、もしくは葬儀費用が高くつきそうという人が該当します。

このような人は、急に業者に葬儀の依頼を行うケースが多く、そのため、従来よりも割高な料金で葬儀を行ってしまうことが多いのです。
葬儀というのは、想像以上に後になって追加料金が発生しやすいので、色々と葬儀に関する費用を断れそうにはない・・・という、気の弱い人も葬儀保険と相性が良い人でしょう。

ただ、家族葬、密葬のように50万円以内で葬儀を行えるケースでは、ほとんどの場合で葬儀保険は不要と考えても問題ありません。

万が一の時に備えたい「葬儀保険」とは?